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ハワイ解剖学研修 2008年3月

ハワイ大学において、解剖学研修が行われ、ありがたくもその機会に私達指圧カレッジ講師及び学生が参加できる事となりました。下記レポートは、同研修に参加したカナダ指圧カレッジの学生タカシ・サカイさんにより作成されたものです。

ハワイ州立大学医学部での解剖学実習レポート(英文より翻訳)

記:タカシ・サカイ (カナダ指圧カレッジ学生) 訳:玉田 智咲

美しいホノルルで行われた解剖学実習に参加した我々カナダ指圧カレッジの学生及び教授陣にとって2008年の春休みは本当に忘れられない週となりました。東京にある浪越学園日本指圧専門学校の主催により、ホノルルにあるハワイ大学医学部の全面的協力のもと、解剖学実習は開催されました。

カナダ指圧カレッジからは池永清先生、阿部陽子先生、ジュディー・トンプソン先生、学生のジャック・ミロ、スプリング・ルー、そして私タカシ・サカイが参加しました。

病院での指圧奉仕

313日木曜日、1900年に日本人移民の手によって日本人慈善病院として創立されたクアヒニ病院において指圧奉仕が行われました。ハワイの暖かい太陽は私たちの登場を印象付けるかのようでした。

日頃の激務で疲労が蓄積している医療関係者の方々に直接指圧を体験して頂き、その効果を身を持って理解して頂く良い機会であります。カナダから来た我々6名のほかに、東京の浪越学園日本指圧専門学校からは約30名が参加、現役の学生の方々に加え、教鞭をとられている黒沢純一先生、金子泰隆先生並びに石塚寛一先生、更には、石塚寛校長先生に光栄にもお会いすることができました。又、因泥文彦先生に引率された地元ハワイの愛泉指圧学校からはカラフルなユニフォームに身をつつまれた12の方々が参加されました。

この指圧奉仕は今年で7回目を数え、例年通り大盛況でした。2時間足らずの間で、一人15分以上、250名 以上の病院のスタッフが椅子に座ったままで首、肩、背中、腕の指圧を受けました。医者、看護婦、ラボアシスタント、栄養士、カフェ勤務者など病院で働くあ らゆる層の人々が多数参加してくれ、前向きに指圧を受けてくれました。施行が終わった後は満足げで、もっと指圧を受けたいと戻ってきてくれた人も多くい て、とても手ごたえを感じるものでした。

指圧奉仕活動を行う清先生、
陽子先生、Judy先生
くあひに病院のスタッフへの
指圧奉仕活動の様子
日本、ハワイそしてカナダからの
指圧奉仕活動参加者

そ の夜は、浪越学園日本指圧専門学校理事長の浪越和民先生主催によるのバフェスタイルの夕食会にご招待いただき素敵なひとときを過ごすことが出来ました。指 圧の創始者である浪越徳治郎先生のご子息である浪越和民理事長にお会いすることができ、光栄にも一緒に記念撮影をさせていただきました。

解剖学研修参加者が集まっての夕食会 カナダ指圧カレッジからの参加者 石塚校長先生、浪越和民理事長を囲む
ハワイ及びカナダからの参加者

解剖学実習

我々の今回の旅行における教育実習の目玉は、なんと言っても週末、31516日のハワイ大学医学部で開かれた解剖学実習であります。

ワイキキビーチとホノルル国際空港の間くらいに位置するウォーターフロント公園を半分ほどいったところに、ハワイ大学が2005年にオープンした見事なバイオリサーチビルがあります。この一階にある肉眼解剖学ラボで、教科書からは学べれない人間解剖学の探求の為、これからの2日間を過ごすことになります。

毎年、浪越学園日本指圧専門学校の解剖学実習を取仕切っていらっしゃる、ハワイ大学医学部、解剖学部、生化学部及び生理学部の学部長のスコット・ラザノフ博士は、オハイオ州のご出身ですが、1984から1987年 まではバンクーバーにあるブリティシュコロンビア州立大学の歯科矯正学部の一員として過ごされた為、今回我々カナダからの参加者を迎えて心から喜んでい らっしゃるようでした。我々が、常に学生やスタッフに敬意を払い、又、心より尊敬されているラザノフ博士から学べる機会を与えられたのはとても幸運でし た。博士は、題材に対する彼の指揮能力の高さを評価され、『高い指導能力者に与えられる賞』を授与された北米でも有数の医学者です。

解 剖学実習は、マスク、ヘアネット、ゴム手袋を含めラボ衣服を着用したあと、医学発展を願い寛大にもご自身の体を献体するのに同意された方の魂に敬意を払う 為の黙祷を捧げる事から始まりました。お祈りから始まり、お祈りで一日が終わりますが、全ての参加者が見せた敬意と尊厳の高さに私は心を打たれました。解 剖学ラボの責任者であり、葬儀及び遺体整復師のライセンスを保持しているスティーブ・ラブラッシュさんが、ハワイ大学では献体プログラムの一環として年間約30体の献体を受けていると説明してくれました。その尊い献体の中から今回は4体の献体により実習が行われるため、私たちはすぐさまほぼ同数の4つのグループに分かれて、それぞれ1体 づつを受け持ちました。我々カナダからの参加者は浪越学園日本指圧専門学校の4名の学生と一緒に一つのグループを構成しました。日本在住でバンクーバー出 身、浪越学園日本指圧専門学校卒業生でもある、サンディ・ウッドバーンさんが、日英通訳として我々のグループをひっぱてくれました。はじめに、献体された方 はロドニーさんというメカニックで喫煙者、転移性肺癌で50歳で亡くなった方という説明を受けました。

初 めて人体を切り開いて中を開けることはなんとも言えない気持ちでした。 一旦、最初の精神的な困難を乗りきると、カナダ指圧カレッジで解剖学の授業で学ん だ事が突然活きてきます。筋肉、腱、神経、血管、骨格、内臓器官など、立体的な美しさで我々の前に現れます!私たちは、この週末をとおして可能な限りの事 を習得するよう一所懸命に努力しました。そして、私たち指圧治療を行う者として、人体の不思議さ及び複雑さに改めて感謝することができました。

私 は、この機会を設けて下さった日本指圧専門学校、ハワイ大学医学部、愛泉指圧学校、そしてもちろんカナダ指圧カレッジ含め、この研修に参加された全員の方 々に改めて感謝の意を伝えたいと思います。私は、学業のためだけでなく、暖かく美しいハワイを堪能する意味でも、カナダ指圧カレッジからよりたくさんの生 徒が、次回の日本指圧解剖学研修へ参加の機会が持てればと心より望んでいます。

スコット・ラザノフ博士より
終了証明書を授与されるタカシ・サカイさん
スコット・ラザノフ博士より
終了証明書を授与されるジャック・ミロさん
ハワイ解剖学研修参加者

ハワイ大学前での記念写真 スコット・ラザノフ博士と清先生 スティーブ・ラブラッシュ医師と
カナダ指圧カレッジ一同


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